アラカンシニアの興味津々

60代からの日記風生活術。興味の赴くままに綴っていければと思っています。

玄米採食の効果と注意すること

最近、週末の2日を玄米採食に切り替えました。

玄米菜食では、玄米や雑穀などの穀物で食事の6割をとり、
おかずとしては植物性食品をとるようにします。

添加物の多い加工食品や保存食品は避けて、玄米ご飯に汁物、
そして少量のおかずを一品という一汁一菜が基本です。

玄米は白米よりも消化に時間がかかりますが、よく噛むことで
甘みが増し、栄養も身体に吸収されやすくなります。

またセルローズと呼ばれる玄米の皮は、腸の運動を促し、
余分なものを体外に排出する作用をします。

おかずに用いる食材は、毎日食べ続けても害にならないもの、
できれば、その土地の旬の野菜をバランスよく取り入れます。

例えば寒冷地に育つ根葉は特にみずみずしく柔らかく、
雪の下で育つたまねぎ、にんじん、大根などは
この時期ならではの甘み、香りを感じることができます。

夏には太陽の光をたっぷり浴びて育つきゅうりやナス、
かぼちゃ、豆類などがまさに旬といえるでしょう。

また、その食材を生かす調理の決め手となる塩ですが、
これは自然塩を使うようにしましょう。
海水から手仕事で丁寧に作られる自然塩には、
ミネラルが多く含まれているので体に良いとされています。

次に大豆が原料の味噌や醤油、発酵食品である酒、みりん、
酢、梅干なども上手に取り入れましょう。
これらの調味料は自然のサイクルに添って作られたものを、
こだわりをもって選ぶことが大切です。

玄米菜食は少量で過不足なく栄養を摂取することが出来る
大変合理的な食事ですが、時には肉や魚を食べたくなったり、
外食先で食べる機会もあると思います。

このような場合、肉を食べ過ぎてしまった時には干し椎茸、
魚の時には大根や切り干し大根をとるようにしたり、
甘いお菓子を食べ過ぎた時は、胡麻と一粒の梅干を取ることが
効果的だと言われています。

ただし病気の改善のため玄米菜食を取り入れている方は、
これら肉・魚・甘いものは極力とらないようにします。

玄米採食は最初から完璧に実行しようとすると無理があります。
また、玄米採食をしていれば病気にならないとか、
どんな病気でも治るとかいうものでもありません。

健康を支えるにあたって、毎日の食事は大切な要素ですが、
他の生活習慣も一緒に見直すことが大事です。

玄米採食で様々な身体の不調が消えたという体験談の裏に、
長期間続けることで栄養不足になったという話もあります。

また、無理をして玄米採食を続けることが、逆にストレスに
なってしまっては意味がありません。

過剰な栄養やカロリーをついとりすぎてしまう現代の食生活、
それ自体への警鐘として玄米採食自体は有効ですが、
無理のない範囲で続けることがいちばんかも知れません。