アラカンシニアの興味津々

60代からの日記風生活術。興味の赴くままに綴っていければと思っています。

高血圧について再確認

サイレントキラーと呼ばれる高血圧。
私も高血圧で降圧剤を服用しているのですが、
高血圧って具体的にはどういう状態なのでしょうか。

血圧とは心臓から血液が動脈に押し出される時に
血管の壁にかかる圧力の強さのことです。

血液は体中に酸素や栄養を運ぶ役目を持っていますが
そのためには心臓が規則正しく拡張と収縮を繰り返し
絶えず血液を循環させることが必要なのです。

血圧は心臓が血液を送り出す際に最も高くなります。
この時の血圧を収縮期血圧最高血圧)、

心臓が拡張して血液を溜めている状態を拡張期血圧
最低血圧)と呼び、その単位はmmHgで表されます。

日本高血圧学会の版高血圧治療ガイドラインでは、
140/90mmHg以上を高血圧と分類されています。

正常値としては130/85mmHgになりますが、
年齢によっても平均値は違ってきます。

60代の正常値は男性で142/84mmHg
女性の場合は140/82mmHgの範囲であれば
正常値となっています。

ただ、たまたま血圧の測定値が高かったからと言って
即「高血圧」と言うわけではありません。

心臓は1分間に60~70回収縮していますし、
季節や時間、その時の体調によって数値は変動します。

また、一般的には冬は高く、夏は低いという傾向があり、
1日の中でも、日中の活動時間帯は高くなり、
夜の睡眠中は低くなります。

他にも食事、排便、喫煙、飲酒、運動、入浴などの
普段の行動によっても血圧は変動します。

ですので、何日間か継続して測定することが大切です。

なお、血圧が上下する仕組みですが、
これは心臓が送り出す血液量と血管の抵抗性で決まります。

塩分を取り過ぎが高血圧に繋がるというのは、
高くなった血液のナトリウム濃度を下げるために

血液中に水分を多く取り込むことで血液量が増え、
結果的に血圧が高くなると考えられています。

また血管の抵抗とは、動脈硬化などによって
柔軟性が失われるたり血管壁が厚くなることで
血液の流れが悪化し血圧が高くなることです。

通常、高血圧と診断される人の90%は特定の原因によるものではなく、
様々な因子によって引き起こされる本態性高血圧に分類されます。

これに対し、心臓や腎臓の病気が直接的な原因とされる場合は
二次性高血圧と言われています。

本態性高血圧については、食事や運動など
日常生活での見直しにより改善が期待できます。