アラカンシニアの興味津々

60代からの日記風生活術。興味の赴くままに綴っていければと思っています。

食生活における陰陽の法則

東洋の考え方のひとつに、物事を「陰」と「陽」の両面で
とらえる陰陽の法則があります。

これは物事すべてに関わる宇宙の法則ともいえるのですが、
人間の気質や身体、病気、食事に至るまで、陰と陽があると
言われています。

陰と陽と聞くと、陽の方はプラス、陰の方はマイナスの
イメージがありますが、どちらが良い・悪いということではなく、
光と影のように相手がいて自分があるという考え方です。

この陰と陽の捉え方を理解し、バランスを上手に保つことが、
健康や幸福にも関係してきます。  
 
ここではすべての人が願う「健康」と「幸福」のために、
どういう食生活が大切なのかを「陰」と「陽」という面から
考えてみることにしましょう。

陰性の強い食事、砂糖入りのお菓子や飲み物、パンやケーキ、
水気と甘みの強い果物などを多食すると、
血液の循環が悪くなり体が冷えてしまいます。

女性に冷え性が多いのはこのような嗜好が大きな原因ですので、
まずこれらの陰性の食物の摂取を止める事が大切です。
ただ、逆に肉や赤身の魚や卵など陽性の食事をとりすぎると、
痛風や肝臓、腎臓の病気にかかりやすくなると言われています。

よって食事においても「陰」と「陽」のバランスを心がけることが
非常に大切になってきます。

例えば、玄米に含まれる「ナトリウム」と「カリウム」は
陽と陰の関係にあり、最も中庸に近い食物とされています。

次に食物における「陰」と「陽」の見分け方をみてみます。

① 葉のものと根のもの:地上に実るもの、また温暖な気候でとれる
育ちが早く水分の多い葉ものが「陰」です。
反対に地中に実る、寒冷な気候でゆっくりと育つ
水分の少ない根菜は「陽」です。

② 大と小:同種類の食物の場合、大きいものが「陰」、
小さいものが「陽」です。例えばじゃがいもでいうと、
大きい方が陰性と判断します。

③ 生のものと加熱したもの:生のものが「陰」、
加熱したものが「陽」です。同じ食物でも加熱することで
陽性に変化します。

東洋医学では「病気は陰陽の乱れ」と言われています。
生きていくために食事は必要不可欠です。
その食事に「陰と陽」のバランスを理解し取り入れることで
はじめて、健康な体を維持できるといえるのです。

最近は、私も血圧と血糖値の数字が気になるため、
毎日の食事にも気は遣ってはいるのですが‥奥が深いです。