西式甲田療法を実践してみる
マンガでわかる西式甲田療法を読了。
今日は本の内容をご紹介します。
西式甲田療法とは、甲田光雄氏が従来からあった
西式健康法を現代人に合うように改良した健康法です。
西式健康法の創始者である西勝三氏は
若いころから病弱で20歳まで生きられないと
言われていたそうです。
そこであらゆる健康法を研究実践してみて、
選りすぐりのものをまとめ発表されました。
後に、大阪府で甲田医院を開業された甲田光雄氏は、
同じように若いころから慢性肝炎、胆嚢胆道炎、十二指腸潰瘍、
大腸炎などの大病を繰り返してきたそうです。
いくら治療を施してもよくならず、阪大医学部在学中から
自身で東洋医学や民間療法などの研究を行っており、
その時分に西式健康法と出会い、
教えに従って純生野菜食と断続的な断食を繰り返すことで、
すべての病気と縁を切ることができたそうです。
西式甲田療法では食事療法と運動療法が中心ですが、
中でも「食べ過ぎ」が病気の最大原因とされていて、
糖尿病や心臓病などの生活習慣病はもとより、
原因不明の難病も食べ過ぎが根本にあるとされています。
甲田医院では薬の処方や注射・手術は行わず、
食事や運動の指導が処方箋として出されるそうです。
‥そんな病院もあるんですね^^
基本は朝食抜きの半日断食で、
その他に西式の六大法則と言われる療法を行います。
法則1.平床寝台(へいしょうしんだい)
できるだけ硬く平らな板に仰向けに寝ます。
身体のゆがみをとり、皮膚や肝臓、腎臓の働きを高めます。
法則2.硬枕(こうちん)利用
半円形の硬い木の枕を使い仰向けに寝ます。
頸椎のゆがみが自然に矯正され、耳鼻咽喉や歯の病気、
気管支炎などの予防・治療に役立ちます。
法則3.金魚運動
あおむけになり、金魚のように体を左右にゆらします。
背骨のゆがみを矯正し、脊髄神経や自律神経を調整し、
腸管を刺激して便通を整えます。
法則4.毛管運動
あおむけで手足を垂直に上げ、細かく振動させます。
全身の血液やリンパの流れを整えて病気を予防・改善します。
法則5.合掌合蹠(がっしょうがっせき)運動
あおむけで合掌します。両足の裏も同じように合わせて、
手足を上下に曲げ伸ばしします。
骨盤のゆがみを改善し、腰や下肢の左右の筋肉や
神経、血管の働きを整えます。
法則6.背腹運動
脊柱を振り子のように左右にゆすりながら、
同時におなかを出したり入れたりします。
脊柱のゆがみを正し、交感神経と副交感神経を刺激します。
(西式甲田療法より)
法則4~6の運動はさっそくやってみましたが、
この中でも、いちばん大事だと言う法則6の背腹運動は
やってみると結構難しいです。
食事療法に関しては初めから無理をしないように、
最初は間食・夜食・つまみ食いを減らすところから始め、
徐々に食事の量を減らしていけばいいそうです。
1日断食にもそのうち挑戦したいと思っていますが、
まずは少しずつ段階的に実践してみます。